やはりカヤック、カヌーは早朝が一番気持ち良いですよね。
また、絵になります。
時間が静かにゆっくり流れてるような錯覚に陥ります。
あいにくカヤックの準備をしていませんでしたので、明日の朝にすることに。
サイトに戻り
子供が起き出すまでの、しばしの間、私の時間を過ごします。
コーヒー豆をひいて、コーヒーを入れ、ハンモックにゆられ、まどろむ時間。
上を見上げれば唐松林。
申し訳ない、もう何も要りません。この時間を過ごせただけで、私は満足です。
まあ、こんなゆっくりした時間が長く続くはずもなく、まずはこやつが起き出して来て
ハンモックを奪われました。
さあ、現実の世界の始まりです。
「おやよう」よく寝れたみたいだね。
一方、サイト内やテントを見ると
セミの幼虫や抜け殻が。
ココ、セミのふ化場みたいで、夜中に至る所でセミの幼虫が這い出してきて、成虫になっているのです。
236と200Aの明かりに誘われて寄ってくるのか、その数20~30匹はサイトに来たような。
掴んでは投げを何度も繰り返して、大騒ぎの夜中だったのです。
実はトモヤはセミが苦手らしく、かなりブルーになっていました。
この時期、セミが苦手な方は、このキャンプ場は止めておかれた方がいいかも。
トモヤも起き出して来て、簡単に朝食を済ませ、さあ、今日は何するって話し合いです。
私は、靄が出るまでに八方尾根に行きたかったのですが、子供達がどうしてもカヤックをしたいって事で、ここは子供の意見を尊重してカヤックをする事に。
カヤックの準備は子供達も手馴れたもので、あっという間に準備完了で出航です。
鏡面の様な水面をカヤックを漕ぐって最高です。
波の心配をしなくていいてのが、どれだけ楽で気持ち良いか。
アンちゃんもカヤックでの乗り方を解ってきたようで、大人しくしてくれてます。
「とーちゃんは写真撮るから、トモヤ頑張って漕げ」と全てトモヤまかせの私。
え~~~!と言いながら、頑張ってくれてるトモヤ君。
少し暑くなってきたら、湖上森林浴で一休み
青木湖の水、透明度が高いと言うより、青さが凄いって感じです。
浅い所の水は綺麗な透明なのですが、少し深くなると真っ青。
もしかしたら、海山の銚子川の様な水の成分なのかもしれません。
でも、この青さが神秘度を高めてくれてます。
木崎湖、中綱湖、青木湖と3つの湖が連なる仁科三湖は、「遊びの木崎湖」、「憩いの中綱湖」、そして「思索の青木湖」と呼ばれているのもこの水の青さからきているのかもしれません。
青木湖と言ってもピント来ない方には、『犬神家の一族』でスケキヨの2本足が湖面から突き出してたのが、この青木湖なのですと言ったら解ってもらえるかな。
でも、この水深からしたら、ありえない話なのですけどね。
冬にもなれば、白馬連峰も雪を被って綺麗なんでしょうね。
湖上から見るキャンプ場。
一時間ほどのカヌーを楽しみ、帰航です。
帰ってからは、疲れたわと言ってハンモックで休憩中のトモヤ君。
「お疲れ!よく頑張った。」
帰ってから、名古屋から来られてた後ろのサイトの方とカヤックの話で盛り上がり、子供達に「よかったら、スイカ食べるか?」言ってもらいました。
もちろん、喜んで頂きますと。
なにせ、スイカには目が無い方が居りますので。
この後、この方が
「スイカのおっちゃん」になったのは自然な流れと言う事で。
昼食には、定番のフライドチキンとポテトをダッチで揚げ
スイカのお返しと言ってはなんですが、フライドチキンをお裾分けしました。
キャンプで揚げ物って皆さん喜んで下さいますよ。
以外なんでしょうね。
コレまでにも、何度か一般のキャンパーさんにお裾分けしましたが、毎回喜んで頂けるので嬉しくなってしまいます。
まんねりなんて言ってる私たちが贅沢なのかも。
料理もですが、いつの間にかこの時期のキャンパーさんの装備と比べると、我が家って凄い装備に見えるみたいで、サイト見せてもらっていいですかって、よく声を掛けて頂きます。
知らないうちに、凄い事になってたみたいですね。我が家のサイト。
でも、3月の志摩では私以上の装備の方ばかりでしたから、あの時がいかに凄いサイトが並んでいたかとも言えますが。
年がら年中、キャンプの事考えてたら自然とこうなってしまいますよね。
デコなんて、誰もしていませんよ。
ブログの影響って凄いけど、ある意味怖いかも。
そんな独り言は置いといて、夏キャンともなれば洗濯物や洗い物が増えて大変ですよね。
良妻さんが居ないので、それも全て私の仕事です。
吊れる所は全て使ってしまえって感じで、デイジーチェーンもデコと言うより物干し代わりです。
この時期、一番活躍するのが、
UNIFLAME(ユニフレーム) 引掛け坊主
ライジャケを吊るすのに便利なんです。
サイトの後ろにも洗濯掛けを用意して、万全の体制ですわ。
洗い物や、洗濯を片付けた所で、何処か行きたいって子供達が言い出したので、観光に出発です。
もうこの時間から八方尾根は無理っぽいので、黒部ダムに行く事に。
道中の景色も素晴らしい。
アンちゃんは気持ち良さそうに寝ています。
しかし、もう少しでトローリーバス扇沢駅の駐車場ってところで、渋滞(停滞)してしまいました。
どうやら駐車場が満車で、動かないみたいです。
待ってもよかったのですが、あまりにも動かないので時間が勿体無いなく、止めって事に。
変わりに、温泉行こうって事に。
向かった先が「葛温泉」
槍ヶ岳を水源とする高瀬川の渓谷にたたずむ葛温泉。
3軒の宿しかありませんが、湯量も豊富で秘湯と呼ぶにふさわしい温泉です。
こんな景色を望みながら、向かった葛温泉。
今回お世話になったのは、3軒の中での
温宿かじか
周囲を白樺林で囲まれた屋根付きの露天風呂があり、源泉掛け流し。
内湯はやや温めで、大量の白い湯の華が舞っていました。
これぞ温泉って感じで、今回入った温泉で一番のお気に入りです。
温泉から出た後は、宿の横に涼しげな小川が流れていたので、そこで一休み。
人工っぽいですが、滝もあって涼しくて気持ち良い
ハマッテも知らんでと言う私の声を無視して、やはり行ってしまったアンちゃん。
見事に帰りにハマッテくれました。
ある意味、美味しいですが。
せっかく温泉で着替えたのに、また前の服を着ることに。
も~また洗わなアカンやんか。(アカン、なんか良妻さんみたいになってきた)
帰りに大町ダムの緑地公園にトイレに寄ったのですが、何やら張り紙が
はははは、やはり出るんですね。熊さん。
青木湖周辺にも秋、春には出るみたいですので、食べ物の処理は大切です。
帰り道、道の真ん中に何か居るんです。
あんな張り紙を見た後でしたので、まさかと思ったのですが
お猿さんでした。
アンちゃんは、可愛いと言って、窓を開けようとしたので大慌てで阻止。
トモヤが数えた所によると17匹いたみたいです。
なんか、何が出てきても納得してしまいそうな場所です。
キャンプ場に帰り、子供達に手伝ってもらってビーフシチュー作り。
我が家の子供達は食事の準備は進んで手伝ってくれるので、助かります。
野菜の皮を剥いたり、切ってくれるだけなのですが、それだけでも全然違います。
実はこのビーフシチューが今回作った最後の料理なのです。
今回は手抜きそのもで、マックスバリュさんにお世話になりっぱなしでした。
だって、料理する時間が勿体無かったんですもの。
たまには、こんなキャンプもいいですよね。
食後は上の駐車場で花火をして
子供達はオヤスミです。
今日も一日、よく遊んだな。
子供達が寝静まった所で、私のハンモックタイム
早朝と晩しか使わせてもらえませんからね。
焚き火テーブルの上にはニャーとミゼットランタンを置いて、雰囲気作り。
LINDEN(リンデン) ミゼットランタンナチュラムの抽選に当選して100円で購入。
送料無料期間でしたので、さらにお得感がありました。
キャンドルは、
ティーライトキャンドル(虫除け) 9個セット シトロネラを使用して、虫除けも兼ねてます。
効果の程は、どうなんでしょ?
蚊自体が数匹しか居ませんでしたので、ハッキリとは確認できていませんが、無いよりマシって感じですかね。
さて、明日はいよいよ、八方尾根です。
今回いろんな事があった中で、一番記憶に残る出来事になったのです。
キャンプと言うより、観光メインですので御了承下さい。